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マインドフルネス
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嫌なことを思い出す「ルミネーション」が繰り返されると、ストレス状態が慢性化して健康障害につながる恐れがあります。
「ルミネーション」を防ぐ方法の一つが、「マインドフルネス」です。マインドフルネスは、もともと仏教を起源とする東洋的概念ですが、認知心理学との類似性が高く、脳科学の観点からの効果も確かめられているため、欧米で注目されています。
マインドフルネスは、「良い」「悪い」といった判断を加えることなく、瞬間瞬間にマインド(意識)を何かに集中的に向けている状況です。
例えば、呼吸に意識を集中させたり、体の感覚に意識を集中させたり、といった方法があります。そうすると、意識が身体に向いているので、嫌なことを思い出しにくくなり、ルミネーションが起こりにくくなると考えられています。マインドフルネスの代表的な手法として、東洋的な瞑想や禅などが用いられます。
アメリカ心理学協会によれば、マインドフルネスの効果は、ルミネーションの減少、ストレスの減少、ワーキング・メモリーの容量増加などが挙げられています(
こちら)。