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サブ・ボーカライゼーションの妨害(マスキング)
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ルミネーションを消す、のではなく、妨害するという方法もあります。
人間は本を読んだり、何かを考えたりしているときに、頭の中で自分の声をつぶやいていることがあります。それを「サブ・ボーカライゼーション(subvocalization)」などと言います。サブ・ボーカライゼーションは、記憶や思考を促進する方向に働くと考えられています。この頭の中のつぶやきを妨害(マスキング)することで、嫌なことを思い出している思考状態を妨害し、記憶の強化を妨げるのです。
例えば、嫌なことを思い出したときに、何かを唱えたりすることも、サブ・ボーカライゼーションを妨害することにつながります。
嫌なことを思い出したら、別のことでその思考を邪魔してやるということです。お経や、マントラなどを唱えることも、嫌な思考を追い出す効果を生むでしょう。自分なりのおまじないの言葉を作っておいて、頭の中で唱える方法もあります。