ストレスケア・コム トップへ
  
 




   
 


 <サイト内関連記事>

バンカーのメンタルヘルスケア(金融ジャーナル)

社長のストレス学 「メンタルヘルス」から「コンディション」に言葉を変えよう(SMBCコンサルティングMiT)

企業を強くするメンタルヘルス(フォーブス日本版)

時間重視派とお金重視派ではどっちが幸せ?(日経キャリア)

職場のメンタルヘルスケア(近代中小企業)

30代ビジネスマンのためのメンタルヘルス術(THE21)

ワーク・ライフ・バランスとストレス・マネジメント(研修のひろば)

アクティブ・リスニングを学ぶ(日経ビデオ)





 メンタルヘルス担当者のための基礎知識 (2)



 セルフケア教育で大切なこと。カギを握るのは「スティグマ」についての理解です。

<キーワード 3> スティグマ (stigma)

 北米、欧州などでは、メンタルヘルス対策のカギを握るのは「スティグマ対策」とされています。

 職場で「セルフケア」教育を行ううえでは、スティグマを理解することが欠かせません。

スティグマとは?

 スティグマとは、偏見や恥ずかしさなどのことを言います。

 組織的にメンタルヘルス対策に取り組んでいるアメリカ国防総省の資料によれば、メンタルヘルスに対するスティグマは主として3つあるとされています。

1.不調者に対する偏見

 1つめは、メンタルヘルス不調者に対する偏見です。露骨な偏見でなくても、例えば、職場の上司が「この程度のことで、いちいち傷ついてどうするんだ。情けない」といったような発言をすることも、メンタルヘルス不調の人を苦しめたり、受診を遅らせたりすることにつながります。

2.セルフ・スティグマ

 2つめは、自分がメンタルヘルス不調になったときに、「こんなふうになるのは自分が弱いからだ」「恥ずかしいことだ」「自分は情けない」「汚点だ」といったように自分を責めてしまったり、周囲の目が気になって病院になかなか行けなかったりするというタイプのものです。

3.社会制度的不利益

 3つめは、精神疾患であるために差別的な待遇を受けるなど、社会構造にも関連するものです。
 例えば、過度のセキュリティ・クリアランス(カウンセリングを受けている者は国家の機密情報にアクセスできない制度など。アメリカ政府は、2008年に基準を緩和。)や、メンタルヘルス不調者の昇進が見送られたりするといったものです。
 そのような環境では、職業上の不利益を被りたくないので、不調を隠そうとする人が出てきます。


 これらのうち、職場のメンタルヘルス対策でカギを握っているのは、2つめの、自分の行動に影響をもたらすスティグマ(セルフ・スティグマ)です。

 セルフ・スティグマを持っていると、「助けを求める」という行動が阻害されがちになります。「心の問題で人に相談するなんて、恥ずかしいことだ」との思いから、自発的な相談を嫌がり、「医師やカウンセラーに相談する」といったことが遅れてしまいます。


 欧米では、職場のメンタルヘルス対策としてEAP(従業員援助プログラム)があり、いつでも相談できるように制度が整えられています。また、地域にも多数の精神科医やカウンセラーなどがおり、相談制度自体はかなり整っています。

 しかしながら、制度が整っていても、スティグマのために自発的相談を避けるという行動が多く、結果的に利用率が高まらず、制度の効果を発揮できないことが大きな課題となっています。特に、男性、そして、「強くなければいけない」と考えられがちな国防、警察、消防などの職場で、スティグマを持つ人が少なくないようです。そのため、自発的な利用を高めるための「スティグマ対策」が非常に重視されています。

 日本の職場においても、社内の相談窓口の設置や外部機関との契約など、相談制度自体は整備されつつあります。しかしながら、「利用率が高まらない」という大きな課題をやはり抱えています。


 器だけ整備されていても、それが利用されなければ十分な効果は現れません。

 セルフケア教育の段階で、自発的な相談を妨げる要因になりがちな「スティグマ」について理解しもらうことが大きなカギを握っています。

どんな方法がある?

1.偉人のケースを伝える

 うつ病だったリンカーンチャーチルガンジーのことを伝えていただくといいかもしれません。うつ病を抱えながら、偉大なことを成し遂げた人たちの例は勇気づけられるかもしれません。

 参考になるかどうかわかりませんが、下記記事をご覧ください。

関連記事 リンカーン、チャーチルと「メンタルヘルス」

2.「事故防止」の観点から伝える

 事故防止の観点からアプローチする方法もあります。「自分のためでなく、会社や顧客のために治してください」というアプローチです。

 不調のまま仕事を続けると、注意力や判断力が低下していて、大きなミスや事故につながることがあります。物理的な事故だけでなく、現代社会では、メールの送信先を間違えたりするなどの「情報流出事故」もかなり深刻な問題を招きます。

 「自分のため」と思うと気が引けることがありますが、「事故を防ぐため」という大義名分があれば、少し気が楽になる人もいます。「事故が起こると会社も困りますので、治療を受けて、治してくださいね」というアプローチです。

 管理職の方にも、「不調の状態で部下に仕事をさせると、事故につながることがありますから、事故を防ぐためにも、部下の体調に気をつけてください」と伝える方法があります。

関連記事 アブセンティーイズム、プレゼンティーイズムとは? 心身不調のコスト




チェックテスト


ストレスがたまっていないかチェックしてみましょう。

ストレスチェック学生版です。

ストレスが「頭の働き」に影響していないかチェックしてみましょう。

自分の状態について知ることは、ストレスケアの第一歩です。


PTSDは、「障害」か「けが」か? 新しい発想の言葉「OSI」も出てきています。
ストレスを乗り越えて「成長」する「PTG」とは? トラウマは成長につながるか?
ストレスの「バスタブ・モデル」って何? お風呂にストレスケアのヒントが…


部下の不調に気づいたときに、管理職はどう対応したらいい? エスコートという考え方。
家族・友人の不調に気づいたときに、どうしたらいい? エスコートという考え方がポイントです。
セルフケア教育のカギを握る「セルフ・スティグマ」とは?

   
AI、自動運転が間近になってきています。AI時代のストレスマネジメントについて考えます。
ストレスの4つの側面とは? 「頭」へのアプローチと「行動」へのアプローチがポイントです。
心身不調時の欠勤コスト(アブセンティーイズム)と出勤コスト(プレゼンティーイズム)


職場のパワハラ(パワーハラスメント)防止 

           
パワハラって何? 6類型とは? 置き換えテストとは? よくある誤解は? 簡単に解説します。
ハラスメント」という言葉は、もともと軍事用語でした。けっこう重大なニュアンスを含んでいます。


震災ストレス関連情報

避難生活をされている方は「リロケーション・ストレス」にもお気をつけ下さい。
良い支援をするには、支援者のストレス・マネジメントも大切です。
311震災時のストレス・お悩みを再掲載いたしました。


みなさんのチェック結果からわかったこと



 おかげさまで、ストレスチェックは延べ360万人の方にご利用いただきました。このうち、PC版のチェックをしていただいた170万人分のデータを分析いたしました。
この日は、ストレスが高い!

季節との関係はある?

「曜日」「時間帯」との関係はある?

気候や天気との関係はある?

プロフィールによる違いはある?

大震災との関係はあった?

経済指標との関係はある?




ラーニング&レポート







相談&応援



  過去のご相談の中から、ピックアップ(週替わり)






ストレスケア トップページ  会社情報  掲載メディア  ご利用規約  プライバシー  ストレスチェック  ストレスお悩み相談 
<著作・制作 株式会社メンティグループ>   Copyright ©   Contents: Mentee Group Inc. Photos: iStock, shutterstock etc.