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米軍の意外な真実/なぜ、戦闘していない兵士の自殺が増えたのか?

「戦闘」に行った兵士 と 「戦闘」に行かない兵士

 これまでの米メディアの報道は、次のようなものでした。

イラク戦争に行くと自殺が増える?

 イラク戦争に行く → 兵士がPTSDやうつ病に → 兵士の自殺が増える

 米軍幹部たちも、この因果関係を信じていたようです。

 しかし、米軍がデータを整理してみると、違った側面が出てきました。

 データを分析してみると、2008年以降、戦闘にかかわった兵士の自殺はほとんど増えておらず、イラク、アフガンに一度も派遣されていない兵士の自殺が増えていたのです。

 なぜ、イラクにもアフガンにも行ったことがなく、アメリカ国内で訓練を受けているだけの兵士の自殺が増えているのか。

 2009年に発足したオバマ政権は、イラク撤退方針を掲げ、2011年にイラク撤兵が完了しています。イラクに行く可能性は年々減っており、「イラクに行くのが不安だ」という予期不安が生じる状態ではありませんでした。

「戦闘」現場から遠いほうが、自殺率が高い傾向がある

 イラク撤兵後の推移は、次のようになっています。「戦闘」現場に近い兵士(現役連邦軍兵士)よりも、州兵や予備役のほうが自殺率が高い傾向が見られます。



なぜ、「戦場」に行かない兵士の自殺が増えているのか?

 戦場に行かない兵士の自殺が増えているのは、なぜなのか?

 米軍は、「リーダーシップ」が大きく関係しているのではないかと推測したようです。

 戦闘現場で撃たれたり、仲間が亡くなったり、死体を見たりするなど、「衝撃的な出来事」に遭遇すると、トラウマとなり、PTSDになることがあります。
 しかし、アメリカ国内にいて訓練だけをしている兵士は、「衝撃的な出来事」とは無縁です(訓練中の大事故を除く)。
 また、「イラク撤兵」が実現しており、「いずれ、戦闘現場に行かなければいけない」という「予期不安」も起こらないはずです。

 「衝撃的な出来事」によるストレスもなく、「予期不安」によるストレスもない兵士たちが、自殺をしてしまうのは別の要因があるのではないか。それは、「リーダーシップの欠如ではないか」という見方が出てきました。

 一般的に、ストレス症状は、「ストレス要因」と、「緩和要因(ストレスを和らげる要因)」によって決まると考えられています。 「マイナス要因」と、「プラス要因」と考えることもできます。



 「衝撃的な出来事」と「予期不安」がないとすれば、残る主な要因(外的要因)は、「リーダーシップ」と考えられます。リーダーシップは、プラス要因にもマイナス要因にもなり得るものです。

戦場で戦っているリーダーより、オフィス内のリーダーのほうがハラスメント的

 別の研究データからは、戦闘現場から離れるほど、リーダーシップの質が下がり、パワハラ的リーダーシップが多くなることが明らかになりました。



 戦闘現場に近いほど、適切なリーダーシップが取られていて、国防総省の職員(文民)たちのほうが、むしろパワハラ的リーダーシップの要素が強くなっています。

 おそらく、命がかかった戦闘現場(in a life or death situation)では、リーダーはパワハラ的なことをしている余裕などないのでしょう。リーダーは「任務の達成」に意識を集中しなければなりませんし、パワハラやいじめ的なことをしていたら、部下たちが命をかけて付いて来てくれないため、任務が成り立たなくなります。

 一方、国防総省のオフィス内は、生命の危機はなく、戦闘に関するストレスはないため、パワハラ的、高圧的なリーダーシップをする余裕が出てきてしまうのかもしれません。

良いリーダーシップが、良い予防

 米軍では、「リーダーシップ」が非常に重視されています。「武器・弾薬が尽きても、まだリーダーシップという武器だけは残っている」という考え方です。

 メンタルヘルス・プログラムにおいても、「Good Leadership is Good Prevention(良いリーダーシップが、良い予防)」という考え方が掲げられています(空軍)。

 今後は、「自殺」と「リーダーシップ」の関係の研究が、さらに進んでいくと思われます。










 

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