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【小中高生版】 つらいときの24時間相談先と相談の仕方


つらいときの、24時間の相談先は?

24時間子供SOSダイヤル
0120-0-78310 なやみ言おう
(文部科学省・地方自治体)

いじめに限らず、小中高校生のSOS全般を受け止めてくれる窓口、として設けられています。
24時間対応です。

子どもの人権110番
0120-007-110
 (法務省法務局)

「学校でいじめを受けている人や、親から虐待されている人で、親や先生に言えない人は電話を下さい」とホームページに書かれています。
平日の午前8時30分から午後5時15分まで

チャイルドライン
0120-99-7777
(ボランティア団体)

「かかえている思いを誰かに話すことで、少しでも楽になるよう、気持ちを受けとめます」とホームページに書かれています。
18歳まで 毎週 月曜日~土曜日 午後4時~午後9時

*いずれも、小学生、中学生、高校生のための相談窓口です。
*スマホ・携帯電話からでも無料で、通話料はかかりません。
*IP電話(050で始まる番号)はつながらないこともあります。

相談先概要。クリックすると、大きい画像になります。


相談の仕方は?

 知らない人に電話するのは、不安ですよね。
 「相談」というものを、今までにしたことのない人もいるだろうと思います。

 やり方を知っておくと、少し気が楽になるかもしれません。

どんなふうに電話をかけたらいいの?

 最初に何を言っていいかわからない人もいると思います。
 たとえば、こんなふうに言って、電話をしてみましょう。

「相談したいことがあるんですけど…」
「聞いて欲しいことがあるんですけど…」
「相談したいことがあるので、電話しました」
「聞いて欲しいことがあるので、電話しました」
「いじめられているので、電話しました」
「助けてください」

どんなことでも、電話していいの?

 「こんなことで電話していいのかな」と思うようなことでも、大丈夫です。
 他人から見たら「たいしたことがない」と思われるようなことでも、心が苦しくなったり、さみしい気持ちから抜け出せなくなったりすることがあります。

 「相談窓口」は、「何でも話を聞いてくれる窓口」と考えてみましょう。

うまく言えるだろうか?

 うまく言えなくても、大丈夫。言葉に詰まってしまっても、大丈夫。
 沈黙してしまっても、大丈夫です。

 自分の悩みをスラスラと言える人はあまりいませんから、うまく言えなくても、まったく大丈夫です。

 たくさん伝えたいことがある人は、電話する前に、メモをしておくといいかもしれません。自分の頭の中の整理になることもあります。

名前は言わなくちゃいけないの?

 名前は言わなくて大丈夫ですが、呼んで欲しい名前を決めておくのもいいと思います。

「匿名でいいですか」
「○○です」(呼んで欲しい名前を言う)
「ニックネームでいいですか。○○と言います」

 相手の人から、「あなた」と言われるよりも、「○○さん」と名前で呼んでもらうほうが、話がしやすくなるかもしれません。

学校名は言わなければいけないの?

 学校名も言わなくても大丈夫です。

 言いたくないことは、何も言わなくて大丈夫です。

学年は言ったほうがいい?

 学年は伝えてもいいかもしれません。何年生か(何歳か)がわかると、相手の人は話を聞きやすくなります。たとえば、小学生6年生と高校生1年生では相手の人の話の聞き方は変わるはずです。
 相手の人に学年を知ってもらったほうが、話しやすくなると思います。

「小学生です」「中学生です」「高校生です」だけでも、大丈夫。もちろん、言いたくなければ、言わなくても大丈夫です。

学校に伝わってしまわない?

 「話したことが、学校に伝わってしまうのでは?」「相手に伝わってしまうのでは?」と心配になるかもしれません。
 相談というものには、守秘義務(秘密を守らなければならないという約束)がありますので、他の人に伝わることはありません。

 ただし、緊急事態の場合は、ちょっと違う対応になることもあります。
 話を聞いてくれる人にもよりますが、緊急事態・重大事態と判断された場合には、学校名も含めて詳しいことを聞いてくるかもしれません。
 相手の人は、「何とかして助けたい」「力になりたい」と思って聞いているはずですから、言える範囲で伝えて、助けてもらいましょう。

途中で言えなくなっちゃったら?

 相談という場においては、言えなくなることは、珍しいことではありませんので、気にしなくても大丈夫です。

 「涙が流れてきて、それ以上、言えなくなっちゃった」 大丈夫です。
 「言いたいことがわからなくなってきちゃった」 大丈夫です。
 「嫌になって、途中で言いたくなくなっちゃった」 大丈夫です。

伝えきれなかったら?

 1回目で全部言おうとしないで、その日は電話を切って、後日、また電話をするという方法もあります。

 公共の窓口では、前の人と同じ人に聞いてもらうということは、なかなか難しいですが、何回も利用する人もいます。

相談しただけで解決できるの?

 長い間、悩み苦しんできたことが、短い時間の相談ですっきりと解決できるということはないと思います。

 ただ、誰かに相談する経験をすると、相談というものへの抵抗感が減って、「また相談してみよう」という気になりやすくなります。

 最初は知らない人に相談して、その後に、勇気が出て両親に相談したり、先生に相談したりする人もいます。

 解決に向けた第一歩にはなるのではないかと思います。

 相談したことで「少し気持ちがラクになった」という人もいます。

相談なんて、弱い人のすることでは?

 国のリーダーも、大きな会社の社長も、誰かに相談をします。
 自分一人で考えるよりも、誰かに相談したほうが、「よりよい解決法」が見つかると思っているからです。

 相談という経験は、偉い人たちもしていることです。

 ちなみに、アメリカのリンカーン大統領、イギリスのチャーチル首相は、心の病気(うつ病)を抱えていて、生涯、治りませんでした。

 でも、すごいことを成し遂げたということは、知っている人も多いのではないかと思います。

 相談して、みんなに助けてもらいながら、偉大なことを成し遂げることもできます。

相談先情報参考:24時間子供SOSダイヤル、子どもの人権110番、チャイルドライン 各ウェブサイト

Illustrations: Shutterstock

著・構成:ストレスケア・コム






 
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