ストレスケア・ドットコム・トップページへ
 




<掲載記事ピックアップ>
(基本用語を知るために)


[ワーク・ライフ・バランス]
ワーク・ライフ・バランスとストレス・マネジメント(雑誌記事より)

[ファイナンシャル・ストレス]
ファイナンシャル・ストレスとは何か?(書籍より)

[テクノストレス]
テクノストレスとは何か?(書籍より)

[デイリー・ハスルズ]
30代ビジネスマンのメンタルヘルス術−「小さなストレス」を見落としていないか?(雑誌記事より)

[職場のメンタルヘルスケア]
職場のメンタルヘルス(雑誌記事より)

[アクティブ・リスニング]
メンタルケアの「聞く」技術(アクティブ・リスニングを学ぶ)(マニュアルより)



 

 ●テクノストレスとは何か?
      



『ストレス解消ハンドブック』(2001年、PHP研究所)のうち一部抜粋




[用語解説]
■テクノストレス

 「テクノストレス」とは、人間がテクノロジーに適応する過程で発生するストレスのことを言う。米国の心理学者クレイグ・ブロードの研究から生まれた言葉。




 「テクノ不安症」と「テクノ依存症」の2タイプ


 「テクノストレス」というのは、1984年にアメリカの臨床心理学者クレイグ・ブロードが用いた言葉です。彼は、ハイテク業界で働く人や、学校でコンピュータを使っている子供たちなど幅広い層の人を対象に、3年間にわたるインタビュー調査を行ない、その結果、2種類のタイプの人がいるということを発見しました。

 一方は、コンピュータになじめないで四苦八苦しているタイプ(テクノ不安症)です。こういう人たちは、絶えず緊張を強いられていて、コンピュータに対して不安や恐れを抱いていました。

 もう一方は、コンピュータにのめり込みすぎてしまうタイプ(テクノ依存症)です。こちらの人たちには、コミュニケーションに障害を来したり、思考がイエスかノーの二者択一になったりするという特徴が見られたようです。



 80年代と現在ではテクノロジーの環境が大きく変わった


 この調査が行なわれた1980年代前半には、アメリカではアップルコンピュータのマックが急速に広がり始めていました。コンピュータ革命がメディアで絶賛され、1982年には権威ある米『タイム』誌のマン・オブ・ザ・イヤーに「コンピュータ」が選ばれたほどだったのです(『タイム』誌へリンク)

 ブロードは、そのような社会に警鐘を鳴らすために、コンピュータの危険性を指摘したのですが、その後、コンピュータ革命はさらに急速に進んでいってしまいました。現在(執筆時:2001年7月)では、当時は普及していなかったインターネット、メール、携帯電話でのネット接続が普及しています。

 当時のテクノロジー環境とは状況が一変していますので、『ストレスケア・ドットコム』でも、現代の人々がどのようなテクノストレスを感じているのかということを調査してみました(2001年5月〜6月)。  その結果、多くの人が「メールストレス」を感じているということがわかりました。「メール不安」、「メール依存」などブロードの調査した時点とは、テクノストレスの現象面ではかなり変わってきています。



 「スピード化」がテクノストレスの本質


 テクノロジーの環境は大きく変わりました。しかし、ブロードのすごいところは、テクノロジーがどのような状況になっても共通する本質的なことをきちんと指摘しているということです。それは、「スピード化」です。

 当時のコンピュータ利用者も、現代のメール利用者も、「急がされている」ということは共通の特徴といえます。


 ブロードは、コンピュータを否定していたわけではありません。コンピュータ化の流れが避けようがないからこそ、コンピュータとうまくつきあっていく必要性を強調したのです。

 そのつきあい方としては、自分がコンピュータにのめり込みすぎないように、「もう一人の自分」を持って、自分の精神状態をきちんと観察するとこと、意識的に「気分転換」を図ること、などがあげられています。











<禁転用>

<著作・制作 株式会社メンティグループ>   Copyright ©   Mentee Group Inc. All rights reserved.