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●ストレスの鍵を握っているのは?
ストレスというのは、社会からの要求と、自分の内部からの要求の摩擦によって、起こると考えられています。環境と自分をうまく「適応」させることができないと、ストレスは高まり、環境と自分をうまく「適応」させることができると、ストレスは減ってきます。
これは、エゴグラムの基礎となっている精神分析の考え方と非常に近いものです。精神分析では、社会的道徳規範などの「スーパーエゴ」と自分自身の本能的衝動である「エス(イド)」を、「自我(エゴ)」によって、コントロールすることによって調和をとっているという考え方があります。
エゴグラムで言えば、「親の心(CPとNP)」と、「子供の心(FCとAC)」を、「大人の心(A)」がコントロールするというものです。
前述のデータから見たように、「大人の心(A)」が低い人は、概してストレス度が高く、「大人の心(A)」が高い人は、概してストレス度が低いのは、「大人の心(A)」が葛藤を冷静にコントロールする力を持っているためです。また、エゴグラムの5つの要素(CP、NP、A、FC、AC)とストレス度の相関をとってみますと、最も負の相関が強いのは、やはりAの数値です(Aが高いほど、ストレス度が低い)。
ストレスを軽減するには、環境と自分の欲求の適応を図ることが重要です。が、往々にして、自分を取り巻く環境と自分の欲求は対立しがちです。そんなときには、冷静で理性的な心によって、コントロールすることがストレスを減らすことにつながると考えられます。
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