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PS(パーソナル・スコア)とは?

1.自分に合った対処法を探すためのプランニング・ツール

2.期待値理論に基づいたストレス・マネジメント戦略

3.比較しなければより良い対処法は見つからない

4.どの対処法を採用するかは、状況によって違ってくる
  (ストレス・マネジメント戦略)

5.ストレス・マネジメント能力が身に付く


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   スコアリング・プログラム



   パーソナル・スコアとは?


 1 自分に合った対処法を探すためのプランニング・ツール



あなたにとって、本当に効果の高い対処法ですか?

 ストレスに対処するときに、私たちは、「効果が高い」と言われていることをしようと考えます。しかし、科学的に効果が認められていることでも、それが、自分にとって効果があるとは限りません。

 例えば、医療の世界では、医学的に効果が証明されている薬が、自分の体質に合わず、自分にとっては効かないということがあります。そのような場合には、医師は、効きそうな薬の中から、患者の体質に合った薬に変えてくれます。

 同様に、ストレス対処法の場合も、他人にとっては効果的な対処法が、自分にとっては全く効果がない場合や、むしろ逆効果になる場合もあります。

 どんな対処法も、効果があるかどうかは個人差がありますから、自分にとって、どのくらい効果があるのかを、評価してみる必要があります。


その対処法をきちんと実行できますか?

 一方、どんなに効果が高いことでも、実現可能性の低いものでは、効果は期待できません。

 「この運動をすれば高いストレス解消効果がある」とわかっていたとしても、その運動を自分が続けることができなければ、効果は現れてきません。

 残念ながら、できないことは、効果はゼロです。


スコアをつけて評価する

 重要なことは、それぞれの対処法に対して、「自分にとっての効果」「自分にとってのやりやすさ」をきちんと評価してみることです。10段階でスコアをつけて、評価をしてみると、各対処法を比較しやすくなります。

 ストレスケア・ドットコムでは、「効果」×「やりやすさ」を「パーソナル・スコア」として算出するプログラムを提供しています。




パーソナル・スコア公式



 「パーソナル・スコア」の高いものが、あなたに向いたストレス対処法のヒントとなります。さまざまな対処法について、自分なりに評価をしてみて、より自分にフィットしたストレス対処法を見つけて下さい。

 「パーソナル・スコア」は、自分に合った対処法を探すためのツールです。



 ★ストレス対処法は個人差が大きい!

 私たちは、これまでに何十万人もの調査データを研究してまいりましたが、ストレスに関しては、個人差が大きいということがわかってきています。ある人にとって不快なストレスに感じられる状態が、別の人にとっては、快適に感じられる場合もあります。同様に、ストレス対処法に関しても、ある人にとって効果の高いことが、別の人には逆効果になったりすることもわかってきました。

 「体」にも「心」にも、個人差がある以上、「個人差」にフォーカスした「ストレス対処法評価プログラム」も必要であると考え、「パーソナル・スコア」プログラムの提供を始めました。

 将来、遺伝子の研究が進めば、個人差(個体差)とストレス対処法との関係がさらに明らかになってきて、自分自身でスコアをつける必要がなくなるかもしれませんが・・・。




 2 期待値理論に基づいたストレス・マネジメント戦略



 「パーソナル・スコア」は期待値理論に基づいた考え方です。戦略的ストレスマネジメントとして、「期待値の高いことをやりましょう」というストレスケア・ドットコムからのご提案です。



なぜ、表面的な効果にだけ注目してはいけないのでしょうか?

 例えば、効果「90」の良い対処法を思いついたとしましょう。それを実現できれば、効果「90」を得られます。しかし、実現するのが非常に難しく、実現可能性が10%しかなければ、期待できる実現効果は「9」にしかなりません。



 それに対して、効果が「30」程度の対処法があったとします。しかし、これを実現できる可能性が50%と高ければ、期待できる実現効果は「15」となります。





効果を実現させるために、期待値を比較してみましょう

 一見、効果の高そうな方法よりも、効果の低そうな方法のほうが、高い実現効果を期待できるケースはよくあります。






★「効果」を考えるときには、次の2つの点も、念頭においておきましょう。

1.効果の裏には、副作用があります。効果だけを考えるのではなく、副作用やリスクについても考えておく必要があります。たとえば、ストレスがたまっているときに、それを人にぶつけてしまうと、ストレス解消効果はあるかもしれませんが、人間関係が悪化したりするなどの副作用もあります。

2.効果というのは、「短期的な効果」「長期的な効果」の両面があります。短期的には効果があっても長期的には逆効果になるケースもあります。たとえば、勉強やスポーツの練習はつらいことがあります。やめてしまえば、短期的にはストレスが減るかもしれません。しかし、それによって、将来合格できなかったり、試合に負けたりして、大きなストレスになることがあります。


 医療の世界では、「外的妥当性(研究成果が被験者以外の人にも当てはまるものか)」の検討が重視されています。また、ビジネスの世界では、「フィージビリティ(実現可能性)」の検討が重要だとされています。それらを組み合わせたような考え方です。




 3 「比較」しなければ、より良い対処法は見つからない



これらを数値化してみると、さらに比較検討がしやすくなります

 ストレスの対処法には、さまざまな方法があります。こうした対処法のうち、どれが最も効果を期待できるかを考えるときには、「効果」と「やりやすさ」を数値化して比較してみることが有効です。


例1:ひどく疲れがたまっている。3日間くらい会社を休めば、疲れもとれて、ストレスもかなりなくなると思う。でも、今の仕事の状況からすると、そんなことを実現できる可能性はほとんどない。


例2:ひどく疲れがたまっている。昼休みに食事をした後に、30分くらい仮眠をとろう。仮眠したくらいではストレスはあまり減らないけど、少しは疲れがとれるはず。20〜30分なら眠れるかもしれない。




たとえば、次のように評価をしたとします。

 例1: 3日くらい会社を休む   効果80  実現可能性 5%
 例2: 昼休みに仮眠をとる   効果10  実現可能性70%

両者を比較してみると、その期待値は、

 例1: 3日くらい会社を休む  4 (80× 5%)
 例2: 昼休みに仮眠をとる  7 (10×70%)

となり、「仮眠をとる」ほうが期待値が高いことがわかります。




効果が高くても実現できないことは、たくさんある

 どんな対処法が向いているのかは、人それぞれ違っています。また、効果が高いとされていることであっても、実現できないことは、たくさんあると思います。何が自分に向いているのかを知るためには、「実現可能性」を考慮に入れながら、考えてみることが大切です。




 4 どの対処法を採用するかは、状況によって違ってくる



ストレス・マネジメント戦略を立てる


 ストレス対処法は、どんな状況のときに、どんな目的で行うのかによって、異なってきます。「パーソナル・スコア(PS)」の評価結果をもとに、「どんな組み合わせで、どんな優先順位で取り組むか」を考えるのが、ストレス・マネジメントの戦略作りです。


ストレス・マネジメントのタイプ



状況によって、「戦略」を変えていく


 「期待値」を重視する戦略は、予防的にケアをするときや、日常的なケアに向いた戦略と言えます。予防や日常のケアには、PS総合点ランキングがヒントになります。


日常のケアは期待値を考える



 また、少しずつ効果を実現させていき、それを積み重ねることによって、ある程度の量の効果をもたらすという戦略も考えられます。「やりやすさ(実現可能性)」を重視した戦略です。このような戦略のときには、PSの「やりやすさ」ランキングが参考になります。



 それに対して、状況の悪化が続いているときには、他人の力を借りてでも「効果」の高い方法を行ってみる必要が出てきます。戦略を「ケア(生活改善)」から「キュア(治療)」に切り替えなければなりません。医師やカウンセラーなどの専門家の力を借りることを検討することも必要です。
 自分にとって、誰から援助をしてもらうのが一番効果が高そうかを考えて、「効果」の高そうなサポートを選ぶことが大切です。



状況によって、「戦略転換」






 5 ストレス・マネジメント能力が身に付く



 パーソナル・スコアをつけるトレーニングを繰り返していくと、どんな問題に対しても、自分にとって効果的なプランと、その実現可能性を考える能力が高まっていきます。自然に、ストレス・マネジメント能力が身に付いていきます。

 また、効果と実現可能性を考える習慣ができると、仕事の面などでもスキルアップが図れます。問題解決をするときに、より効果が高く、より実現可能性の高いプランを計画することができるようになります。

 パーソナル・スコア・プログラムを利用して、ストレス・マネジメント能力のスキルアップを図ってみてはいかがでしょうか。






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